お好み焼の意識調査
「お好み焼アンケートレポート2018」発表

ニュースリリース 2018年09月28日
9割は「お好み焼が好き」。
約半数は家庭で手作り、お店派は約4割。女性30・40代にもっとおいしく作りたいニーズも。

 オタフクソース株式会社(本社:広島市西区、代表取締役:佐々木直義)は、全国の生活者を対象に実施した、お好み焼にまつわる意識調査「お好み焼アンケートレポート」の結果を発表します(一部抜粋)。この調査は、2012年の調査結果との比較も用い、世帯構成人数の減少や女性の社会進出など、社会や家庭の食卓風景が大きく変化する時代に、昔から身近に食べられてきたお好み焼の現状を把握し、これからも楽しんでいただけるよう提案に生かしていくことを目的としています。

≪調査結果のポイント≫
【1】お好み焼はみんなに愛され食。3万人のうち、約9割が「お好み焼が好き」と回答。
    ※【1】のみスクリーニング調査(以下SCR調査)
【2】お好み焼は約半数が「家庭で作る派」。「お店派」は約4割。
【3】決め手はやっぱり味。作る理由は、圧倒的に「おいしいから」。
【4】作らない理由は、「お店で食べたほうがおいしいから」「おいしく作れないから」。
   冷凍・惣菜・外食の利用頻度は増加傾向でお好み焼の楽しみ方は多様に。
【5】女性30代・40代の約半数に「おいしい作り方がわかればもっと作りたい」ニーズ
   ※【2】~【5】は本調査

調査方法の概要--------------
■調査方法:インターネット調査
■調査地域:全国
■調査対象:(SCR調査)20~69歳の男女31,072
(本調査)お好み焼を3カ月に1~2回以上食べる人2,341人 
■調査期間:(SCR調査)2018年1月26日~1月29日/(本調査)2018年2月2日~2月5日

【1】お好み焼はみんなに愛され食。3万人のうち約9割が「お好み焼が好き」と回答。
 「お好み焼は好きですか」という問いに、約9割が「好き」と回答しました。(資料1)
 さらに、「お好み焼を食べる頻度」についての問いに対しては、平均で8割以上が「年1回以上」と回答し、「月に1回以上」は、約3割。しかし、関西地方・中国地方・四国地方では「月に1回以上」が5割を超え、頻度に地域差があることがわかりました。(資料2)




【2】お好み焼は約半数が「家庭で作る派」。「お店派」は約4割。
「1年以内に食べたことのあるお好み焼」についての問い(複数選択)において、「家庭で作る関西お好み焼」を選んだ人が約半数の55.5%。次いで多かったのが「お好み焼店などの外食店で食べるお好み焼(持ち帰り含む)」(以下「お店」)が約4割で、ご家庭でもお店でも楽しまれていると考えられます。
また地域別に見ると、「家庭で作る関西お好み焼」と回答した割合が、本場の関西地方(京阪神)では7割以上。一方、全国のうち中国地方のみ「お店」の割合が「家庭で作る関西お好み焼」を超えています。広島お好み焼を食べる習慣が根付いている広島県を中心に、お店や持ち帰りで、広島お好み焼をプロの味で楽しむ方が多いことがうかがえます。(資料3)




【3】決め手はやっぱり味。作る理由は、圧倒的に「おいしいから」。
 「家庭でお好み焼を作ろうと思う理由・きっかけ」についての問い(複数選択)においては、「おいしいから」との回答が52.6%と他に比べ圧倒的に多く、「お好み焼が好き」な理由にも、おいしさが大きく関係していると考えられます。第2位は「みんなで食べられるから」と、家庭でわいわいと囲む団らんメニューと捉えている方が多くいらっしゃることがわかります。
また、第3位は「調理が簡単だから」、第4位は「野菜をたくさん食べられるから」。(資料4)
別の「家庭で調理するメニューを決める際に、日ごろ優先されていること」の問い(複数選択)での回答の上位が、「短時間で調理できる」「味」「家にある食材を活用できる」「栄養バランス」「野菜がたくさん摂れる」だったことから、日ごろの献立の優先事項に、お好み焼を作る理由が当てはまっていることがみえてきます。(資料5)







【4】作らない理由は、「お店で食べたほうがおいしいから」「おいしく作れないから」。
   冷凍・惣菜・外食の利用頻度は増加傾向でお好み焼の楽しみ方は多様に。
 一方で、家庭で作らないと回答した方に「家庭でお好み焼を作らない理由」についての問い(複数選択)では、「お店で食べたほうがおいしいから」約3割、「おいしく作れないから」が約2割と、やはり味が課題となり、手作りするかの選択に関わっていることがわかります。(資料6)
 さらに、別の問い「(種類別の)お好み焼を食べる頻度」に対する回答のうち、2012年と2018年を比較すると、冷凍食品・総菜・外食店のお好み焼が「3カ月に1~2回」から「週に1回くらい」の高い利用頻度において上昇していることがわかります。近年増えている時短ニーズや、作れないけどおいしいお好み焼が食べたいという方でも、ご家庭以外でおいしいお好み焼を食べられる機会が広がり、種類が選びやすい環境になっていると考えられます。(資料7)






【5】女性30・40代の約半数に「おいしい作り方がわかればもっと作りたい」ニーズ
 「おいしい作り方がわかれば、もっと家で作ってみたいメニュー」の問いでは、関西お好み焼が最も多く、中でもその割合が高いのが女性30・40代で、関西お好み焼を“おいしく作りたい”“作り方が知りたい”というニーズがあることがうかがえます。(資料8)




≪まとめ:今回の結果より≫
 今回の調査では、関西お好み焼を家庭で作る方が約5割、お好み焼をお店などの外食店で食べられる方(持ち帰り含む)が約4割と、お好み焼は家庭の味とプロの味の両方が楽しまれているメニューということがわかりました。また、重ねて焼く広島お好み焼を家庭で作る割合と比べても、混ぜて焼くだけの関西お好み焼はその割合がかなり高く、日ごろの調理の優先項目の結果と重ねても、「作りやすさ」が家庭でのメニュー選択に大きく関わり、関西お好み焼が家庭で作られている大きな理由となっていると考えられます。

 一方、お好み焼を食べる種類別に、その利用頻度をみると、2012年と比べ2018年は、冷凍食品やスーパー・コンビニ総菜、外食店のお好み焼の利用が、高い頻度での利用において増加傾向にありました。女性の社会進出とともに総菜・冷凍食品でのお好み焼の普及などが影響していると想定され、「手軽でおいしい」が求められる傾向が年々強まっていることがうかがえます。

 また、「おいしい作り方がわかれば、もっと家で作ってみたい」というメニューとして、女性30・40代で「関西お好み焼」が多く選ばれていることから、「作りやすい」と思われる関西お好み焼も、実際は「おいしい作り方がわからない」「知りたい」というニーズがあることが読み取れます。

 この調査から、ライフスタイルの変化の中、手軽さを求めながらも、「お好み焼」という定番メニューにおいても、もっとおいしいものを食べたい、作りたいという、さらなる満足感を求める意識がみえてきました。

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