お好み焼き|オタフクノート

奥田小由女先生のレリーフ
『平和の晨』を常設しています

オタフクの日常
Wood Egg お好み焼館では、日本を代表する人形作家、奥田小由女(おくだ さゆめ)先生のレリーフを常設しています。
作品名は『平和の晨(あした)』。
ご来館の際にはぜひご覧ください。


平和の晨 


広島は世界で初めての被爆国となりました。その刻、私達は多くの愛する人達や沢山の大事なものを失いました。この世で一番大切なものは世界の平和。そして一人ひとりの心の平和だと思います。
戦後、広島でお好み焼が広まりました。
私はお好み焼は人々の平和と復活とともに歩んだような気がします。
Wood Egg お好み焼館にレリーフを依頼された時、お好みソースの中に入っているデーツ(なつめやし)の独特の甘みと食感を大事にして来られた良心的な姿勢にこのソースの強さを感じました。そこで平和の晨に向かうアーチをそのデーツ(なつやめし)のイメージで制作しました。
世界の大人から子供にひきつがれる平和が永遠に続きますよう、広島より晨にひらけゆく幸せを伝えていけたらと祈りを込めて制作致しました。 

日本芸術院会員       
 文化功労者 奥田 小由女


プロフィール
1936年、大阪府堺市生まれ。3年後広島県双三郡吉舎町(現・三次市吉舎町)に移る。日彰館高校卒業後、人形作家を志して上京。 1959年に現代人形美術展、日本女流人形展で受賞。その後、光風会展、日展、日本現代工芸美術展などで受賞を重ねる。 1976年、日本画家の奥田元宋氏と結婚。98年人形作家として初の日本芸術院会員、2008年度文化功労者。 日展常務理事、現代工芸美術家協会副理事長。  

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