美味しいを囲むこと。
それが、オタフクソースの目指す「幸せのかたち」です。
食の周りに人が集う団らんのひととき、そこには、楽しさ、優しさ、心地よさが自然に生まれます。
オタフクソースの商品、そしてお好み焼は、
さまざまな境界線を超えていく「BORDERLESS FOOD(ボーダレスフード)」です。
人と人の心の垣根を越えて、その先にある笑顔を生み出していくために。
地球規模の環境に配慮しながら、この小さな「幸せのかたち」という人々の輪が、
世界中に大きく広がっていく未来に貢献していきます。
主人公
オオタフクコ
長い長い時を生き続けている永遠の1028歳。自由気ままな性格で、長い長い時を生き続けているわりに、いつまでも子どものように無邪気なまま。食いしん坊で、お好み焼を焼くのが得意。
監督・脚本
かたぶち
片渕すなお
須直
プロフィール
1960年、大阪府出身。日大芸術学部映画学科在学中から宮崎駿監督作品『名探偵ホームズ』に脚本家として参加。『魔女の宅急便』で演出補を務めた。1996年、T Vシリーズ『名犬ラッシー』で監督デビュー。2009年の監督作『マイマイ新子と千年の魔法』は口コミで評判が広がり、異例のロングラン上映とアンコール上映を達成。脚本・監督を手掛けた。
インタビュー
――今回のオファーを受けた時の率直な心境をお聞かせください。2010年の夏、映画『マイマイ新子と千年の魔法』の舞台挨拶で訪れた際、初めて広島のお好み焼きを食べて、それが私と広島との最初の出会いでした。その後、『この世界の片隅に』の制作を経て、広島を自分が住んでいる場所のように感じられたらいいなと思い続けてきた中、広島をルーツに持つオタフクソースさんから届いたオファーということで、とても嬉しかったですし、自分たちが広島という街に根付くことができたのかなという思いを抱きました。――本作品のストーリーや世界観が生まれた経緯について。オタフクソースさんから最初に今回のテーマを伺った時、「時の流れ」のようなものを描くことになるのかなと思い、広島出身のこうの史代さんに相談したところ、彼女が連載する作品の主人公がたまたま「おたふく」をモチーフにしていて。しかも年齢が1028歳で、まさに時の流れをそのまま象徴している。そこで時の流れを生きている主人公が、ある日お好み焼きと出会い、自分や周りの人たちを幸せにしていくみたいなことを描いたら面白いかなと。また、『この世界の片隅に』が戦前から終戦直後を描いた物語なので、その辺りの時代から始まって、現代につながるような話になると、より興味深い作品になるんじゃないかと思いました。――主人公のオオタフクコさんのキャラクター設定について。こうのさんの漫画の中では、職業が夜の蝶ということでしたので、今回はその仕事に就く前に、お好み焼きを焼いていたという設定にしました。年齢は1028歳ですが、食い意地が張っていて、自由気ままで、基本的にダメな人です(笑)。何だか長く生きていると、いろんなことを悟っちゃった人格者になりがちですが、そうじゃない方が親しみを持てますよね。日々庶民の中で、新しい発見をしながら生きてきて、その中でお好み焼きとの出会いがあり、人間的にはあまり学習していないけど、大好きなお好み焼きだけは確実に手の内に入れた。その特技の部分を膨らませたキャラクターという感じでしょうか。――監督自身、ここを見てほしいというポイントはどこでしょうか?ただ、お好み焼きが好きで、行く先々で焼いていたら、いつの間にか立派なことをやっていて、世界中のいろんな人の役に立っていたという、オオタフクコさんの人間像、生き方をぜひ見ていただきたいですね。――アニメーションをご覧になる視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。お好み焼きはみんなで鉄板を囲んで食べるので、自然と笑顔になりますよね。その笑顔が世界中に広がっていけばという思いを、今回の作品に込めました。そして、いま自分たちが食べているお好み焼きや普段の食事について、時代を遡って考えることで、時の流れを感じていただき、その先の未来を考えるきっかけにしていただけたらと思います。
音楽
コトリンゴ
プロフィール
ボストン・ バークリー音楽大学に留学し、学位を取得後、ニューヨークを拠点に演奏活動を開始。2006年に坂本龍一に見い出され、シングル『こんにちは またあした』で日本デビュー。現在までに10枚のアルバムを発表。アニメーション映画「この世界の片隅に」の音楽を担当し、日本アカデミー賞優秀音楽賞、毎日映画コンクール音楽賞、ほか受賞。映画、アニメのサウンド・トラックや多数のCM音楽を手がけるなど、クリエイターからの支持も高い。卓越したピアノ演奏と柔らかな歌声で浮遊感に満ちたポップ・ワールドを描くアーティストとして、活躍中。
コメント
主人公は永遠の1028歳、ということでしたので、お好み焼きの妖精なのかな?というお話を監督からお聞きしたので、なんとなく浮世離れしたような、どことなく雅な感じが出ると良いなと考えました。出だしは、その浮世離れした感じを出すために、少しシャリンシャリンとした音を入れてみたりしています。
お好み焼きが大好きで、我が家にもオタフクソースは常備しています。この作品をご覧になったら、お好み焼きがとっても食べたくなるかもしれません。サイトに詳しい作り方も載っているので、アニメと合わせてぜひ楽しんでご覧くださいね。
お好み焼きが大好きで、我が家にもオタフクソースは常備しています。この作品をご覧になったら、お好み焼きがとっても食べたくなるかもしれません。サイトに詳しい作り方も載っているので、アニメと合わせてぜひ楽しんでご覧くださいね。
声優 (オオタフクコ)
おみ
尾身みのり
美詞
プロフィール
東京都出身。2006年に劇団青年座に入団し、数々の舞台で活躍。声優として参加した『この世界の片隅に』では、主人公の姉・径子役を演じ、話題となった。2013年より、劇団の枠を超えて集まった女優7人による演劇ユニット「On7(オンナナ)」でも活動。主な出演作品に、『その頬、熱線に焼かれ』『ブンナよ、木からおりてこい』『見よ、飛行機の高く飛べるを』『台所の女たちへ』などがある。
インタビュー
5月に広島へ舞台挨拶に伺った際、片渕監督とチームの皆さまに、老舗のお好み焼き屋に連れて行っていただきました。それがまさか!このように繋がるとは!!沢山のご縁に感謝です!1028歳のフクコは、様々な世界を生きているという設定で、いつの時代でもお好み焼きは愛されてきたんだな〜としみじみしました。可愛く明るいフクコを想像して収録に挑んだのですが、監督からの最初のオーダーは「イジイジした後ろ向きなキャラクターで!」という、意外すぎるお言葉!長い長い時間を生きてきたフクコが、お好み焼きに出会って幸せを感じ、笑顔になっていく・・・という物語に胸がキュンとなり、ダメなところもチャーミング!と感じていただけるようなキャラクターになるといいな、と演じさせていただきました。
長い長い年月、ずっと愛されているオタフクソースの魅力が、フクコを通して描き出されています。イジイジした愛すべきキャラクターのフクコと一緒に、お好み焼きを通して笑顔になっていただければ嬉しいです。アニメを見た後、きっとお好み焼きが食べたくなることでしょう!
長い長い年月、ずっと愛されているオタフクソースの魅力が、フクコを通して描き出されています。イジイジした愛すべきキャラクターのフクコと一緒に、お好み焼きを通して笑顔になっていただければ嬉しいです。アニメを見た後、きっとお好み焼きが食べたくなることでしょう!
キャラクター原案
こうのふみよ
史代
プロフィール
広島県出身。1995年に『街角だより』でデビュー。2004年に発表した『夕凪の街 桜の国』で第8回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞、第9回手塚治虫文化賞新生賞を受賞。「漫画アクション」(双葉社)に連載された『この世界の片隅に』(07~09)は、第13回メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、「THE BEST MANGA2010 このマンガを読め!」第1位などを獲得。今回の作品のモチーフにもなった1コマ漫画『百一 hyakuichi』が、「週刊漫画ゴラク」(日本文芸社)で連載中。
制作
マッパ
MAPPA
プロフィール
日本が誇る老舗アニメスタジオ・マッドハウスの代表を長年務めた丸山正雄が2011年に設立。マッドハウス時代から活躍してきたクリエイターを多数擁し、数々の人気アニメーションを手掛ける。主な作品に、『残響のテロル』(14)『ユーリ!!! on ICE』(16)『神撃のバハムートVIRGIN SOUL』(17)、映画『この世界の片隅に』(16)などがある。