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創業者・佐々木清一の言葉
[創業者]
佐々木 清一
創業者の佐々木清一は
世の中に幸せを広めたいと考え、
一滴たりとも身体に悪いものを使わないという
信念でものづくりに励みました。
今日のオタフクソースの原点であり、
これからも私たちが継承していく理念です。
「人間、和を保つためには、まず相手を思いやることが先」というお多福の心を、たらいの水に例えています。
たらいの中の水を自分のほうに寄せようと一所懸命手を動かしても、手の動きを止めると水が向こうへ逃げてしまいますが、相手の方に水を差し上げようと手を動かすと、その水がはねかえって自分のほうに寄ってきます。
商売も水と同じで、単に利益を上げたり、幸せを自分の方に寄せ集めるのではなく、世の中に幸せを広めていけば、やがていつのまにか自分のところへかえってくるのです。
人の体に入るものをつくっているということは、お客様の健康をお預かりしているということ。
体に良くない原料は一滴たりとも使ってはいけないという、当社の製造の原点です。
ものをつくるには、性根を入れて作ったものでないと売れないし、売ってはいけません。調味料の味を決める際は、自分の舌を信じて、繰り返し繰り返し材料の微調整を重ねていくと、単なる「甘い」「辛い」ではなく、材料そのものの味を感じられるようになります。
明るくおおらかな人のつくる味はおおらかな味になるなど、つくる人の個性が出てきて、それが味の決定に大きく左右します。
お客様に買っていただくためには、コツコツと努力をして、一滴ずつ、真心と性根を込めたものをつくらなければなりません。
幼い頃から多くの試練を乗り越え、努力と研鑽に励んだ清一。原爆により店も家も全壊し多くのものを失ったときにも「人々に喜んでいただけるものを作りたい」という気持ちが消えることはありませんでした。「人間は安心できる生活、安定した仕事、安全な世の中」の三つが一番の幸せと考え、平和な世界であることがもっとも大切なのだと語っています。
「水は動いておれば腐らん。宇宙も地球も常に変化している。商品にしても、今は売れていても明日はわからん。売れると考えているのは自分だけだ。誰にもわからん」と清一は言いました。商品を買ってくださる方の想いは変わります。その気持ちに合わせていけばよいのです。一緒に流れている時は変化していないと思いがちですが、そうではないのです。
周囲への思いやりがあるからこそ、仕事が成り立ちます。人には迷惑をかけず、少しくらい悪いことがあっても決して他人の責任にしないことが、周囲への恩返しにつながります。
自分の行為は、善であっても悪であっても、その報いが因縁となって自分の次の代に行くものです。「自分は運が悪い」とただぼやいているばかりでは、悪い因縁ばかりを呼び込んで、今以上に良くなることは決してありません。悪いことが起こった時こそ、明るく朗らかに、前向きに生きていくのです。
「お多福の心」を表すものとして、現在も社員心得となっている永遠の行動指針です。
世の中、皆が笑顔で幸せになれるよう、実践しています。