ヨーロッパのお好み焼店様に「ありがとう!」
フランス・パリで「オタフク感謝祭」を開催
ニュースリリース
2023年06月07日
■海外へ向けたオタフクの取り組み
当社の商品が海を越えたのは1940年ごろ。1938年に酢の醸造を始めてほどなくのことです。フィリピンやハワイへ酢を輸出し、それが創業者の誇りであったという記録が残っています。当時、広島県からは多くの移民が渡航しており、その方々へ向けた輸出だったと思われます。
海外へ本格的に展開したのは1990年代。商社を介して、海外に暮らす邦人向けに家庭用のお好みソースなどを輸出しており、1997年には国際事業本部を新設して、輸出事業を強化しました。1998年には米国・ロサンゼルスに現地法人を設立(現在のOtafuku Foods,Inc.)し、北米を中心に営業活動を始めました。
現在は米国・中国・マレーシアに生産・営業拠点を置くほか、台湾には支店を設け、それ以外のエリア(ヨーロッパ・アジア・オセアニアなど)には国際事業本部(広島市西区)から各国へ赴いて営業活動を行っています。
■お好み焼を広めることから始める
当社は「お好み焼を知っていただく」ことを第一として、イベントへの出展や店頭での試食販売など「ソースを売るのではなく、お好み焼を広める」ことに、継続して取り組んでいます。これはお好みソースの販路を広島県外に広げたころから行っており、現在では日本国内のみならず海外でも同様に行っています。
お好み焼は世界中で手に入りやすい材料で作ることができるだけでなく、足し引きすることもできるため(たとえば豚肉を食べない場合は「入れない」、もしくはチーズや大豆ミートを「代用する」、自国の食文化をトッピングしローカライズするなど)、食習慣や文化の違いを超えて楽しめるメニューです。また、むずかしい工程がなく簡単に作れ、何より鉄板を囲んで楽しく食べることができるなど様々な楽しさがあります。
当社では、この「OKONOMIYAKI」を「BORDERLESS FOOD」として、世界中の方に楽しんでいただけることを目標としています。
現在、世界中にお好み焼店は約430軒あります。もっとも多いのは韓国の約100軒で、つづいて中国、台湾、インドネシア、フィリピン、マレーシア、ベトナム、アメリカ、オーストラリアなどです。店舗の経営・運営者および来店客は、日本人はもちろん、現地の方も多くいらっしゃいます。(当社調べ)寿司や天ぷら、ラーメンなどのように、日本食として、様々な国で「OKONOMIYAKI」は根づき始めています。
先般行われたG7広島サミットでは、要人や首相の配偶者らの食事にお好み焼が提供されたほか、英国大使館はスナク首相がお好み焼づくりを体験される様子を公式Twitterで紹介し、大きな話題となりました。また、当社でも国際メディアセンターでお好み焼の試食を提供し、多くの外国人記者に紹介することができました。期間中は、当社の公式Webサイト内の「広島お好み焼の作り方」ページ※1には通常時の約2倍、お好み焼体験スタジオ「OKOSTA」ページ※2には10倍以上、また、公式グローバルサイト※3にも約2倍のアクセスがありました。
※1 https://www.otafuku.co.jp/recipe/cook/hirosima/hiro01.html
※2 https://www.otafuku.co.jp/laboratory/event/okosta.html
※3 https://www.otafukusauce.com/e/