「マイコプロテイン」の事業化を目指し
バイオベンチャーらと開発契約を締結
米を原料に、米麹の力でつくる次世代タンパク質の製法開発にチャレンジ

ニュースリリース 2024年06月06日
「マイコプロテイン」の事業化を目指し
バイオベンチャーらと開発契約を締結
米を原料に、米麹の力でつくる次世代タンパク質の製法開発にチャレンジ
 お多福醸造株式会社(本社 広島県三原市大和町、代表取締役社長 佐々木 孝雄)は、Green Earth Institute株式会社(以下、GEI)、Agro Ludens 株式会社(以下、AL)、株式会社XPJP(以下、XPJP)、およびオタフクソース株式会社と、「マイコプロテイン」の製造プロセス開発および需要と販売先の開拓について、開発契約を締結しました。

 マイコプロテインとは、菌類からつくられる代替タンパク質の総称です。このたびは、米から抽出されたタンパク質で麹菌を固体培養し、マイコプロテインを生産する製法の開発に取り組みます。
 世界人口の増加に伴う食料需要が伸びるなか、日本の発酵・醸造技術により、畜肉に代替する日本発、米由来の新しいタンパク質を開発し、アレルゲンフリーの食材提供やカーボンニュートラルの実現にも資することを期待しています。また、グルタミン酸などのうま味成分が豊富なマイコプロテインにより、代替タンパク質食品としての美味しさも追求してまいります。

 本契約において、お多福醸造はALの特許技術を活用し、同社の技術指導のもと商用生産を見据えた製法開発と試作サンプル製造を行います。GEI 、XPJPはマイコプロテインを原材料とした新たな需要や販路開拓など、オタフクソースはマイコプロテインの自社商品への展開および販路開拓など、それぞれ役割を担い、マイコプロテインの事業化を目指します。

 なお、米麹菌からつくるマイコプロテインの「製法開発および試作品製造」は、「広島県令和5年度新たな価値づくり研究開発支援補助金(カーボンニュートラルに掛かる新分野展開)」事業に採択され、新規開発設備を本年7月お多福醸造大和工場内に設置する計画です。
 この開発は、当社にとって新たなチャレンジですが、「一滴一滴に性根を込めて、自然の美味しさと安全・安心を追求する」「食を通じて健康と豊かさと和をもたらすことにより、笑顔あふれる社会に寄与する」という企業理念に基づき、実現に向けて取り組んでまいります。

<会社概要>
■Green Earth Institute株式会社
 代表取締役CEO:伊原 智人、本社:東京都新宿区新宿、事業内容:革新的なバイオプロセスリファイナリー技術を活用した、グリーン化学品の開発及び事業化
■Agro Ludens株式会社
 代表取締役:佐賀 清崇、本社:東京都千代田区有楽町、事業内容:バイオマスに関する研究開発、バイオマス製品の製造・販売
■株式会社XPJP
 代表取締役:渡邉 賢一、本社:神奈川県鎌倉市二階堂、事業内容:ソーシャル・アクション事業、共感共鳴事業(クリエイティブ開発)、公益マーケティング事業(デジタル・マーケティング、調査、啓発事業
■オタフクソース株式会社
 代表取締役社長:佐々木 孝富、本社:広島市西区商工センター、事業内容:ソース、酢、たれ、その他調味料の開発・製造・販売

オタフクホールディングス株式会社 広報部 小原・鍵村
〒733-8670 広島市西区商工センター7丁目4-27
TEL:082-553-9961 MAIL:ota-pr@otafuku.co.jp
受付時間:月曜~金曜日 9:00~17:00(土・日・祝 除く)

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